「秩父夜祭」でトラブル、イレギュラーな曳行中止 「下郷笠鉾」車輪修復へ

秩父ホルモン

「秩父夜祭」でトラブル、イレギュラーな曳行中止 「下郷笠鉾」車輪修復へ

専門会社がリサーチ、再発防止措置においても考査 3日の「秩父夜祭」大祭にて、市内を練りあゆむ山車6基(国重要有形民俗文化財)のひとつ、「下郷笠鉾(したごうかさぼこ)」が車輪の異常で曳行(えいこう)を中止した異常をめぐり、埼玉県秩父市等は10日、専門会社を呼んだ検証を行なって、修理の必要が生じると調査した。

この先、方法と共に、再発予防方法において調査をしていく。

異常が見つかったところは、四つ存在する木でできた車輪(直径115センチ、厚み24センチ)の中で、右側前方の車輪。車輪の両サイドに取り付けられた「鉄輪」と言われている強化の為の部品がはずれかけた。

この時の検証については、夜祭後日笠鉾を分解する工程にあわせて行なわれた。

文化財修理の技法をもつ「祭屋台等作製補修技術者会」に参加する秩父市の企画企業の従業員らが山車の真下に侵入し、実態をチェック。

市においては、要因ははっきりとは言えないが、経年悪化等の可能性があると見られている。

下郷笠鉾維持会によりますと、元来の車輪というのは、1982年に補修修繕を行なった。

鉄輪というのは、高熱で拡張したのち、急激に冷却してはめこむ「焼き嵌(ば)め」といった方法で設置され、およそ40年間で、異常は無く、大祭その日の目視においても不具合はありませんでした。

夜祭の山車6基の中で、屋台と言われる4基というのは、下郷笠鉾とは違い、両サイドの鉄輪が一部分鉄の平板でつながれ、ハズレにくくされていると言われている。

維持会の江原謙一会長については「文化様式も大切だが、事故防止を確実に考えた修理が出来れば」と回答した。

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